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    <title>萱島珈琲焙煎所</title>
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    <description>大阪府寝屋川市萱島の萱島珈琲焙煎所のオンラインショップです。片手鍋でハンドローストした珈琲豆を販売しています。ご注文ごとにまるで料理をするように丁寧に焼き上げております。焙煎士の前田は普段萱島のグリルヤマモトにおりますので、そこでの受注・お渡しも可能です。</description>
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    <dc:creator>Color Me Shop!pro</dc:creator>
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    <title>萱島ブレンド 剛</title>
    <description>【萱島ブレンド 剛】

A part / side-B  

雲一つない、澄わたるような晴天。
窓を開けると穏やかな風が気持ちいい。
昨日までの曇天とはうって変わって今日は天気が良い。

蒼く広い空を眺めていると、ふと俺の脳裏に彼女との思い出がよぎった。

大学一回生の...</description>
<content:encoded><![CDATA[
【萱島ブレンド 剛】

A part / side-B  

雲一つない、澄わたるような晴天。
窓を開けると穏やかな風が気持ちいい。
昨日までの曇天とはうって変わって今日は天気が良い。

蒼く広い空を眺めていると、ふと俺の脳裏に彼女との思い出がよぎった。

大学一回生の春。
皆が、これから学業を共に歩む友人関係をどのように築いてゆくか躍起になっていた。

サークルやクラブに参加したり、ゼミや学科別の必修授業で、手当たり次第に声をかけたり、学食でナンパじみたことをしている学生もいる。
俺は、交遊関係の構築にはそれほど熱心ではなかったので、一人でいるか、高校からの友人のアツシと行動を共にすることが多かった。
だが俺とは逆に、アツシは熱心だった。
ただし、彼の場合はどうやら友人というよりは、恋人探しの傾向の方が強かったようだが。

ある日、アツシを仲介役に据え置き男女数人で昼食の席を囲む話しになり、学食で合コンのような形になることがあった。

アツシに強引に参加させられて、俺は正直乗り気ではなかったので、話しに適当に相づちを打ちながら昼食をとっていた。

しかし数分して、俺の前の席に座った小柄でショートボブがよく似合う女の子に気を取られてしまった。

彼女が携えてきたトレーの上にはカレーうどんとアジフライ、それにアメリカンドックというなんとも奇妙な組み合わせの献立が乗っている。

いったいどう食べ合わせる気なのだろう？
出汁のうどんに揚げ物の組み合わせならばまだわかる。しかし、「カレーうどん」というそもそもカレーとうどんの奇跡のタッグによって生まれた、すでに一品で極限まで完成形に近づいたともいえる品物に対して、さらになにかをマリアージュさせることはもはや至難の業。至って無謀であると言っても過言ではあるまい。

さらにこの「なにか」として採択されたのがアジフライ！
うどんに合う揚げ物も多種多様に存在すると言えど、衣は脂たっぷりでも、中身はしっとりホクホクのコロッケまでである。

大量且つ高温の油で、サクッと揚がりしっかりと油分を含んだ衣と、アジが蓄えた海産動物油の旨味が最大の持ち味であるアジフライでは、うどんと合わさるには、些か油分が多すぎる。
アジフライをおかずのメインとするならば、やはり少々重すぎる油分を優しく抱き上げ、寛容に受け止めてくれる白米の存在は欠かせないのである。

そして、忘れてはならないのがさらにその奥に不気味に控えるアメリカンドックである。
星条旗を翻し、テンガロンハットとウエスタンブーツを粋にきめ颯爽と現れるこの刺客は果たして敵なのか、味方なのか。

これは限りなく難解な献立である。
果たして彼女はこの難攻不落の要塞と化した眼前のトレーをどう攻略する気なのであろうか。

しかし、俺のそんな心配は彼女には無用の長物だった。
彼女は、周囲の会話を気にする素振りも見せず、一人静かに両手の平を合わせ「いただきます」と小さく唱え、一品づつ満面の笑みをもって、または身体全体を小刻みに震わせる所作をもって美味であることを体現しながら、食事を進めていた。
そう。それぞれが持つ美味しさを、一品づつ余すことなく味わっているのである。

俺は己の器の小ささを嘆いた。
この品にはこれが合う、合わないといった固定観念に縛られ、食事という行為を最大限に楽しむことを放棄してしまっていた。
誠に食事を楽しむためには、自分の心に正直になり、その時自分が欲しているものを選ぶことが重要なのだ。

その点、彼女は至って自由だ。
おそらく彼女は、メニューを眺めながら己の心に問いかけ、カレーうどんとアジフライとアメリカンドックを選んだ。
それは単純明快にして直截簡明な思考であろう。
ただ、それぞれ今食べたいものを選んだにすぎない。
そこに食べ合わせなどという陳腐な発想など挟む余地もなく、それぞれの品の美味しさを堪能しつくす。
それは、食事において至高の行為であり、食材と調理者に対する最高峰の敬意なのだ。

それが彼女との出会いだ。

それから、学食で毎日奇想天外な組み合わせの品々を披露する彼女とは幾度も出会い、食事を共にし、星の数程の言葉を交わした。

彼女は知れば知るほど興味が尽きない人物だった。

彼女は食べるもののこと以外も、自分の心に正直且つ率直で、自由だ。
好きなものは好きと、嫌いなものは嫌いと、アレがしたいコレはしたくないとハッキリ示す。

喜怒哀楽が明確で、愉しいときはつま先から髪の毛の先に至るまで身体全体で体現し、悲しいときは、どんなに些細なことでもこの世の終わりかの如く悲しんでいた。

しかしながら、時折非常に冷静沈着で、的確に的を得た考えを示し、周囲を驚かせることもある。

「高級」と書かれているがさほど高価な訳ではなく、珍しくもないクリームパンが好き。

アリアナグランデをよく聴き、気分が良い時には一節を口ずさむ。

毎分毎秒コロコロと表情が変わる彼女と話をしていると、時が三倍速で進んでいくようだった。

在学中、彼女とは友人という関係性が変わることはなかったが、お互いに別の会社に就職し、会える時間に制限がかかったことにより、ごく自然的に友人から恋人へと関係性が変化することとなった。

総合商社の事務職に就いた彼女は、不器用でどんくさいところがあるので、初めは心配していたが、どうやら持ち前の明るさと類いまれなるキャラクターのお陰で可愛がられているようである。

俺の勤務先は外食産業を中心とした顧客を持つ広告代理店の営業である。

しかし、入社してから2年経ち俺は今の働き方で満足できなくなってきていた。
飲食店の広告を多く手掛け、数多くの飲食店経営者の話を聞くうちに、自分も飲食店を経営したくなったのである。

しかしそれには大きなリスクを伴う。

飲食店を始めるといっても一朝一夕でできるものではない。
飲食業の経験は学生アルバイト程度しかない俺の場合、まずは一定期間飲食店でしっかりと働き、腕を磨く必要があるだろう。
その場合、収入は現在よりも半減することになる。
少しの蓄えがあるといえども、今の生活を維持していくのは困難である。
いざ自分の店を構える時のために貯蓄もしておかなければならない。
さらにその生活が何年かかるかわからない。

夢のために人生を賭けるとはそういうことだ。
そうして、自分の理想を掴みとった人たちを、今の仕事で幾人も見てきた。

人は何かを得ようとする時、それと同等の何かを失わなければならない。
なんだったか、何かの漫画の一節だ。

俺は夢を選びたい。
自分の心に常に正直な彼女のように行動したい。

だがおそらく、夢を選んだ俺は彼女を幸せにすることはできない。

時間、想い、金銭、全ての面で今と同じ幸福感を与えることができそうにない。

今日は久しぶりに彼女と会う約束をしている。
そう、今日は別れ話を切り出すのだ。
後腐れがないように、できるだけ理不尽に。
徹底的に俺が悪いようにしなければならない。

別に好きな人ができたとでもしておこうか。

芯がしっかりしている彼女はきっと大丈夫だ。
一時的に失意のどん底に落ちたとしても、すぐに立ち直り好きなお菓子でも食べだすだろう。

ああ見えて賢い彼女は、自分で片付けることを嫌がり、ドラマでありがちなワンシーンのように半狂乱になって食器や小物を投げ散らかすようなこともないはずだ。

彼女の部屋は2階なので、ベランダから身投げするような行動にもでないだろう。

彼女には幸せになって欲しい。
この願いは、おそらく俺ではないもっと彼女のことを最優先に考えてくれる誰かに託したい。

今日は非常にパワーが必要だ。
大阪出張の時に買ってきたコーヒーを飲もう。
「萱島ブレンド 剛」と記されたパッケージのこのコーヒー豆は力強いコクと苦味とほのかな甘味が、ここぞという時の底力を与えてくれる。

俺は、いつもよりほんの少し濃いめにいれたコーヒーをグッと飲み干し、決意と失意、それに贖罪の念が入り交じった複雑な気持ちで、玄関のドアを開ける。

【ハンドローストで煎る珈琲豆】

萱島珈琲焙煎所では、100gづつ片手鍋でハンドローストしております。
それはまるで料理をするかのような気持ちで、ご注文ごとに丁寧に味をお作りいたします。

ご注文頂いてから2~3日で発送いたします。

【保存についての考え方】

・萱島珈琲焙煎所の考え方では、焙煎豆は常温での長期保存には向きません。
ジップロックやキャニスターなどに移して、冷蔵庫か冷凍庫での低温保存を推奨しております。
・豆、粉どちらでも購入頂けますが、保存のことを考えると豆での購入をおすすめします。
粉の方が風味が落ちる時間が早い為です。
ただし、豆でご購入の場合はコーヒーミルが必要になりますので、お客様に合わせてお選びください。
・冷蔵庫保存で、焙煎日からおよそ2週間から3週間ほどでネガティブな酸味を感じるようになってきます。
ご購入は少量ずつ（1週間から2週間程度で飲みきれる量）ご注文頂くことをおすすめいたします。
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    <dc:date>2021-08-08T12:54:14+09:00</dc:date>
    <dc:creator>萱島珈琲焙煎所</dc:creator>
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    <title>萱島ブレンド 華</title>
    <description>【萱島ブレンド 華】

A part / side-A

ここ最近気分が落ち込んでいる。
こんな気分の時には何をしてもマイナスにとらえてしまう。
まるで自分から不幸に向かって行くように、やることなすこと嫌な気がしてタメ息が増える。

ある日の朝、仕事に向かう途中にコン...</description>
<content:encoded><![CDATA[
【萱島ブレンド 華】

A part / side-A

ここ最近気分が落ち込んでいる。
こんな気分の時には何をしてもマイナスにとらえてしまう。
まるで自分から不幸に向かって行くように、やることなすこと嫌な気がしてタメ息が増える。

ある日の朝、仕事に向かう途中にコンビニに立ち寄り昼食のパンを買おうとするが、目当ての「高級クリームパン」がない。
陰鬱な気分が続いている時は食べるものくらい幸福感を味わえるものが食べたい。
「高級なんだぞ」と威風堂々の風格を醸し出して棚に鎮座するあのパンが好きだ。
しかし、今日はありつけない。

あきらめて別のものを適当に選び、会社へ向かう道中に戻る。

赤信号が多い。すこぶる多い。
気がするだけかもしれないが、そんなことで少しイライラしてしまう自分が嫌だ。

出社してからもこのプチ不幸の連鎖は続いた。

普段からドンくさい私は(自覚はしている)ミスをして怒られることが多い。
営業部が使うノベルティーを500個発注をすると、親のかたきかのように大量の段ボールが届き、慌てて履歴を確認すると、5000個になっていたり。

書類を作って、やっと完成したーっと歓喜の念にとらわれ、上書き保存せずに閉じてしまったり。

そんなこんなで一日中精神を削り取られて、トボトボと帰宅する。

そんな日々がここ数日つづいているのだ。

しかし今日は、久しぶりに彼に会う日だ。
こんな暗い顔は見せられない。
気持ちを切り替えねば。

カーテンをジャーッと開けると朝日がサンサンと部屋中を明るく照らす。
日当たり最高の物件を紹介してくれた、爽やかな不動産屋さんのお兄さんありがとう。
今朝はなんだか暖かい。
窓を開けると、穏やかな風がスーッと入り込んできた。
なんと清々しい朝だろうか。
今日のデートは最高に幸せな時間を過ごせるに違いない。
きっと、昨日までのプチ不幸たちは今日のための布石だったのだ。
そうだそうだ。

アリアナグランデの鼻歌まじりに出かける準備を進め、なんとなく気になり取いれっぱなしだった洗濯物を畳み、シンクにたまった洗い物を済ませ、珍しくあれだけ余裕をもって早起きしたのに、ギリギリの時間になりアワワと家を出た。

待ち合わせ場所に向かう途中もアリアナグランデはリピートしており、スキップしそうになるのを堪えながらイソイソと歩いた。


別れ話を切り出された。

別に好きな子ができてしまったんだと。
実は少し前から、思いが薄れてきていたんだと。

絶句とはこのことかと認識し、なにも考えることができずに帰宅した。
帰り道のことは覚えていない。

瞬間移動でもしたかのように、気がつくとリビングにいた。

今さら涙が溢れてきた。
どっかあとから出てくる女に負けるくらい私はどーでもいい女なのかと、どうしようもない虚無感と孤独感が押し寄せてくる。

ウワァーッとドラマのように、そこらじゅうの食器や小物を投げ散らかそうとするが、後で片付けが大変なので、やめておく。

もういっそ窓から飛び降りて死んでやろうかと思い立つが、ここは2階で痛いだけなので、やめておく。

結局リビングのイスでグスグスしてるのもなんだか惨めになり、何か飲もうと立ち上がり、棚を覗く。

奥の方にコーヒー豆があった。
いつか、彼が大阪で買って持ってきてくれた焙煎屋さんの「萱島ブレンド 華」。
スーパーとかで買うやつよりちょっといいやつ。
彼が置いていたコーヒー器具もある。

淹れ方は知っている。
湯を沸かし、豆をガリガリするやつ(名前忘れた)で粉にして、ドリッパーにバサッとれた。
お湯を少しづつ注ぎ淹れ、コーヒーがちょっとづつ出来てきた。

おいしく淹れられたかわからないが、今は、以前彼が教えてくれた拘りの淹れ方を復習するつもりはないので、とにかく飲んでみる。

口にしたコーヒーが喉奥まで通り抜けると、口の中いっぱいにパッと広がる明るい酸味と甘味、ほどよいコクに驚いた。

まるで、色とりどりの花が一気に咲き誇ったかのような。

まるで、口の中でクラッカーを鳴らしたかのような。

私の意識は、勢いよく空に向かって舞い上がり、大気圏を突破して眩く光る太陽の目の前にまで飛んでゆく。
その地球上のすべての生命に活力を与える膨大なエネルギーに満ちた明るさは、今頭の中にある虚無感や孤独感、悲しみや憎しみもすべて吹っ飛ばしてしまった。

なんだか、メソメソしているのがバカらしく思えてきた。

そうだ。悲しんだって、後悔したって、仕方ないじゃないか。
私は私なりに等身大で、ちゃんと彼のことを好きでいたし、仕事も生活もがんばってるつもりだ。
それでいいんだ。
明日もちゃんとありのままに前を見て歩いていこう。

そう決意し、それでは明日からまた始まる日常に備えて腹を満たしておきましょうと、今度はなにかお菓子はなかったかしらと棚をゴソゴソするのであった。

【ハンドローストで煎る珈琲豆】

萱島珈琲焙煎所では、100gづつ片手鍋でハンドローストしております。
それはまるで料理をするかのような気持ちで、ご注文ごとに丁寧に味をお作りいたします。
ご注文頂いてから2~3日で発送いたします。

【保存についての考え方】

・萱島珈琲焙煎所の考え方では、焙煎豆は常温での長期保存には向きません。
ジップロックやキャニスターなどに移して、冷蔵庫か冷凍庫での低温保存を推奨しております。
・豆、粉どちらでも購入頂けますが、保存のことを考えると豆での購入をおすすめします。
粉の方が風味が落ちる時間が早い為です。
ただし、豆でご購入の場合はコーヒーミルが必要になりますので、お客様に合わせてお選びください。
・冷蔵庫保存で、焙煎日からおよそ2週間から3週間ほどでネガティブな酸味を感じるようになってきます。
ご購入は少量ずつ（1週間から2週間程度で飲みきれる量）ご注文頂くことをおすすめいたします。
]]></content:encoded>
    <dc:date>2021-08-08T12:45:38+09:00</dc:date>
    <dc:creator>萱島珈琲焙煎所</dc:creator>
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    <title>萱島ブレンド 香</title>
    <description>【萱島ブレンド 香】

A part / side-C

トゥルトゥルトゥルルン
トゥルトゥルトゥルルン

久しぶりに目にするアカウントからの通話呼び出しだ。
いつの間にかプロフィール画像が変わっている。

「アツシ？久しぶりじゃん」

「久しぶりー！」

「なになに...</description>
<content:encoded><![CDATA[
【萱島ブレンド 香】

A part / side-C

トゥルトゥルトゥルルン
トゥルトゥルトゥルルン

久しぶりに目にするアカウントからの通話呼び出しだ。
いつの間にかプロフィール画像が変わっている。

「アツシ？久しぶりじゃん」

「久しぶりー！」

「なになに？ってか、いつぶり!?」

「卒業してから一回会ったきりだから、一年半ぶりくらいかな?」

私とアツシは大学の同級生だ。
今も続く友人の中では、一番古参で入学して間もない頃に出会った。

高校から一緒に入学したハナにアツシはナンパじみた誘いをしてきたのだ。
ハナは人を疑うことを知らない子なので、私はなんとなく一人にしておけない気がして、保護者感覚で付いていった。

変な風に絡んできたら、マジで蹴り飛ばしてやろうと思っていたが、結局学食で、男女数人で昼食しながら合コン（私が知ってる合コンとはかけ離れている）みたいなことをするだけだったので、私は入学早々暴行事件を起こす羽目にならずに済んだ。

その会がきっかけで、そのメンバーは定期的に遊びに行ったり、飲み会をしたりして、グループ化していた。

しかし私は、卒業してから地元に戻り少し疎遠になっていた。
というか、そもそもあまり群れるのが得意じゃない。

それに、卒業してから私は就職しなかった。
だからなのか、前にグループ内だけの同窓会をした時に、あいつらは仕事の話をするが、私はほとんど話に付いていけなかった。

接待がどうの、ボーナスがどうの、有給がどうの。
私にはどうも違う世界の話のような気がして興味が薄れる。

「彼氏できた？」

「できてねぇよ。」

「じゃあ、俺立候補するよ！」

「ばぁーか。何度目だよその件。」
「アツシと付き合うくらいなら一生一人でいいよ」

「そこまでいうかよー！相変わらずツレないねぇー」

学生の時からのお約束のやり取りだ。
うちらのグループ内では、はじめの方こそポツポツと恋の火種がつきはしたが、誰も付き合うまでには発展しなかった。
みんなよそで恋人を見つけて付き合ったりして、その恋バナを肴に飲み会をしたりした。
アツシも、私にこんな冗談を言うくせに他の子と付き合っては別れ、また付き合ってを何度も繰り返していた。
私にはこれ以上ツッコんでくることはない。
考えてみれば、そのおかげで今も尚みんな連絡を取り合える仲でいられるのかもしれない。

「それでさ。今度また集まろうとおもってるんだけど、来るでしょ？」

「んーまぁ、考えとく。」

「えー、それまた来ないつもりっしょ！たまにはさ、ね？久しぶりだしさ。」

「ハナは誘ってんの?」

「まだこれから連絡するけど、ツヨシも来るだろうから、もちろん来るんじゃない？」

「あーそっか、あいつらまだちゃんと続いてんだ。」

「そうみたいよ。前に出張で大阪に行った時にさ、ツヨシと偶然合ってさ、あいつも出張だったみたいで、スゲーってなって。」
「で、そんときに聞いたんだ、まだ続いてるって。」

「ふーん、そうなんだ。」

「あ、そういえばその時に買って送ったコーヒー豆、飲んだ?」

「あーあれ？まだ飲んでない。」

「えー！早く飲めよー。俺からの愛を込めたプレゼントなのにー。」

「うっせぇなー。淹れ方しらねぇもん。」
「まぁ、母さんがわかると思うから、淹れてもらって飲むよ。」

そんなこんなで通話は終わり、私は自室を出て1階に降りた。
キッチンにいる母さんに、アツシが送ってきたコーヒーを淹れてもらえるように頼んだ。

正直、今回も参加する気が起きない。

別にあいつらが嫌いな訳ではないけれど、住む世界が違う気がしていて、なんだか面倒くさい。
みんなは自分でやりたい仕事を見つけて、そこに向かってどんどん進んでいる。
文句は言うけれど、間違いなく私が知らない経験を積んで、それぞれ自分の道を歩んでいる。

私は、そうすることを途中で諦めてしまったから。
道を外れてしまって、その間にみんなの背中がどんどん小さくなっていくような感覚になる。

あいつらと会うとそんな事が頭を過ってしまうから、鬱陶しい。

「できたよ。」

一人で卑屈になり、イライラしていると、母さんがカップを差し出してくれた。

フワッと立ち昇る艷美な香りが鼻腔をくすぐる。


「あら、美味しいじゃない！いいお豆なのかしら？」

先にコーヒーに口を付けた母さんが言った言葉を聞いて、私も口を付けた。

美味しい。
控えめだけどちゃんといる苦味と、ほのかな甘味。酸味も少しだけ感じるがスッと消えていく。スパイスのようなちょっと悪戯っぽい感じもする。

色々な味が複雑に混じり合って一つに纏まり、身体の中に優しく溶け込んでいく。
なんだか肩の力が抜けるような気がした。

「母さん、これなんて豆って書いてる？袋見して。」

送られてきた時、コーヒーだったのでほとんど見ないで母さんに渡した。
自分では淹れることができないから。

アツシはなぜ私にコーヒーなんか送ってきたのだろう。
そう思っていたが、パッケージを見てわかった。

「萱島ブレンド 香」

あぁ、あいつはこの名前を見て私に送ってきたのか。
私と同じ名前のコーヒーだから。

あいつに言ってやりたい。
「スベってるぞ」って、面と向かって言ってやる。

なんだか穏やかで、胸の奥が温かな気持ちがして、アツシに一言LINEした。

『行くよ』


【ハンドローストで煎る珈琲豆】

萱島珈琲焙煎所では、100gづつ片手鍋でハンドローストしております。
それはまるで料理をするかのような気持ちで、ご注文ごとに丁寧に味をお作りいたします。

ご注文頂いてから2~3日で発送いたします。

【保存についての考え方】

・萱島珈琲焙煎所の考え方では、焙煎豆は常温での長期保存には向きません。
ジップロックやキャニスターなどに移して、冷蔵庫か冷凍庫での低温保存を推奨しております。
・豆、粉どちらでも購入頂けますが、保存のことを考えると豆での購入をおすすめします。
粉の方が風味が落ちる時間が早い為です。
ただし、豆でご購入の場合はコーヒーミルが必要になりますので、お客様に合わせてお選びください。
・冷蔵庫保存で、焙煎日からおよそ2週間から3週間ほどでネガティブな酸味を感じるようになってきます。
ご購入は少量ずつ（1週間から2週間程度で飲みきれる量）ご注文頂くことをおすすめいたします。
]]></content:encoded>
    <dc:date>2021-07-31T22:05:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>萱島珈琲焙煎所</dc:creator>
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